『住みにごり』は作者のたかたけしさんにより描かれたいつも不穏な空気が立ちこめ、大事件が起こりそうな先が読めない新ホームドラマです。
そんな『住みにごり』に登場する主人公の兄フミヤは一見この物語で1番ヤバい人物の様に見えます。
しかし一部の読者さんからは、もしかするとこの濁りきった西田家で1番まともなのでは?
という声も上がっていてヤバいのにまとも?
と混乱する方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「住みにごり兄フミヤはまとも?引きこもりな兄貴の過去と正体を徹底考察!」
と題して兄フミヤにフォーカスを当てて
- 兄フミヤはまとも?
- 兄フミヤの過去は?
- 兄フミヤの正体は?
を考察を交え見ていきたいと思います。
気になった方はぜひ最後まで読み進めてみて下さい。
それでは見ていきましょう!
Contents
住みにごり兄フミヤはまとも?
『住みにごり』に登場する兄フミヤは西田家の中でも厄介者とされていてヤバそうな人物です。
そんな兄フミヤを、一部の読者は1番まともだと感じている様です。
こちらでは、兄フミヤのまともと思われる点を考察していきたいと思います!
兄フミヤのまともな点①冷静でクリア

兄フミヤは基本的に誰かを攻撃したり、怒鳴ったりする描写があまり出てきません。
兄フミヤだけはどこか冷静に見え、家族と一線を引いている印象があります。
家の中で何が起きても、感情を表に出さずに冷静さを保っている様にも見えます。
逆にその冷静さが不気味に思う人もいるかと思います。
ですがあの家族全員が濁っている環境に置かれ冷静でいられるのは、むしろ濁りが無くクリアな心なのでは?
と考察してしまいます。
兄フミヤのまともな点② 現実を直視

フミヤは長年、引きこもりの生活を続けています。
それには、自分の家庭内や社会に対する諦めに近い気持ちがあるように感じます。
家族がそれぞれ現実逃避や感情的な爆発を繰り返す中で、兄フミヤだけは周囲の状況を正確に理解している様にも見えます。
過去のトラウマや今の自分の限界を受け入れて、幻想に逃げず現実を直視しているのではないでしょうか?
無理に周りへ溶け込まず生きている姿が、逆に理知的でまともに見える要素なのではないかと考察しています。
兄フミヤのまともな点③ 距離感を見極めている

フミヤは家族の中でも大きく感情を爆発させることなく、一定の距離感を保ちながら家族に接している様に見えます。
その姿は冷たいようにも見えますが、自分の限界や他人との距離感をきちんと理解しているのかも知れません。
周りが次々起こる出来事に混乱し、不安定な空気になっていたとしても、兄フミヤは自分を見失わずに静かに存在している。
この安定感が、彼を“まとも”に感じさせる大きな要因なのでは?
と考察しています!
住みにごり引きこもりの兄貴フミヤがなぜまともに見える?
普通に見ると兄フミヤはとてもまともな人物には見えないですよね。
会話も最低限、何もせず人との関わりは最小限。
でも逆に、それが「変に干渉しない=まとも」という印象につながっているのかもしれません。
例えば
弟・末吉は感情で動いて暴言も多い
母は不安定でヒステリック
父親はモラハラ気質
長女長月はまともに見えて無関心・操作性が垣間見る
そんな中で、フミヤだけが“何もしない”という選択を取り続けてる。
これは世間的には引きこもりというのはネガティブに見られがちですが『住みにごり』ではむしろその態度が冷静で大人に見えるのが不思議です。
実際、読者の方達は
「一番感情的じゃない人=まとも」
と感じ、兄フミヤはそれに当てはまる人物なのでは?
と考察しています。
住みにごり兄フミヤの過去は?

兄フミヤの過去にはいったい何があったのでしょうか?
判明している過去からまだ謎がある過去を考察しつつ、こちらでは見ていきたいと思います!
兄フミヤの過去①1度就職歴あり

兄フミヤは過去である高校卒業後に、工務店に勤めるという職歴があります。
しかし木くずが鼻に入ってクシャミが止まらず、1日で辞めてしまったそうです。
その後は一切働かず、母親から頼まれたお使いのお釣りを貰い、35~40歳になる現在も部屋にこもりっぱなしのニートを続けています。
兄フミヤの過去②森田へ片思い

兄フミヤは過去に、弟・末吉の同級生で恋人だった森田へ片思いしていました。
森田にラブレターを書いたこともありました。
しかし想いを伝える前に森田は末吉と交際を始めてしまい、フミヤはその手紙をぐちゃぐちゃにして捨て、自ら気持ちに蓋をする事に。
報われない恋が、彼の孤独な過去をより深く印象づけていました。
兄フミヤの過去③幼少期に事件?

兄フミヤは幼少期頃の過去で、弟の唯一の友達であった清くんにブロックを振り下ろし暴力を振るったと思われるシーンがあります。
そんな衝撃的な瞬間を弟・末吉に目撃されていました。
その事が原因かは定かではありませんが、清くんはその後重い障害を負い寝たきりとなった事を弟・末吉が話しています。
その過去の出来事が兄弟の間に深い溝を作っています。
住みにごり兄フミヤの正体考察!
『住みにごり』に登場する兄フミヤは何を考えているのか分からない謎の多い人物です。
そんな彼の正体について考察していきたいと思います。
兄フミヤの正体考察①殺人鬼?

『住みにごり』の物語冒頭で、弟・末吉は兄フミヤが無差別に人を刺し満面の笑みで振り返るという夢を見て目を覚ますシーンがあります。
現実のフミヤは引きこもり生活を送り、静かに暮らしています。
今後、本当に兄フミヤの正体は夢が正夢となり殺人鬼になってしまうのでしょうか?
その疑念は、過去に起きた清君の事件の末吉の記憶と重なりながら、徐々に明かされていくのでは?と考察しています。
兄フミヤの正体考察② 不器用な優しい人
『住みにごり』で描かれる兄・フミヤの正体は、一見ただの引きこもりに見えますが、実は家族思いで繊細な心を持つ人物なのではないでしょうか?
体の不自由な母親の手伝いをしたり、家族を欺いていた父親と片思いをしていた森田を家から放り出したり。
不器用ながらも家族を思いやる優しさがあるのではないでしょうか?
もしかすると、清くんの事件も末吉を守る為に暴力をを振るった可能性もありそうです。
兄フミヤの正体は決して怠惰な存在ではなく、長男として家族を守る人という正体なのでは?とも考察できます!
住みにごり兄フミヤはまとも?引きこもり兄貴の過去と正体考察!まとめ

「住みにごり兄フミヤはまとも?引きこもりな兄貴の過去と正体を徹底考察!」
と題して兄フミヤにフォーカスを当てて見ていきました。
いかがでしたでしょうか?
兄フミヤはただの引きこもりという一言では片付けられない、深いものがあるように感じます。
家族の異常性を理解し、自分の中で折り合いをつけながら静かに存在している。
むしろ、そんな彼こそが一番まとまなのでは?
と思わせられる程、西田家は濁りきっているのですね。
今後、兄フミヤの正体はどちらに転ぶのか目が離せません。
以上、「住みにごり兄フミヤはまとも?引きこもりな兄貴の過去と正体を徹底考察!」
でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました!